COPDとは日本語で「慢性閉塞性肺疾患」と言い、かつては肺気腫や慢性気管支炎と言われていた病気です。たばこが原因で起こる疾患で、タバコの煙の中の有毒ガスのため、呼吸を行う肺胞という肺の一番重要な空気の袋の部分が破壊されたり、気管支の粘膜に慢性の炎症が起こることによって発症します。喫煙歴が長いほど進行し、喫煙者の3割がこの病気になるといわれています。症状は、慢性的な息切れ、咳、痰などです。肺が壊れるので息が苦しくなりますし、気管の粘膜の炎症のため慢性的に咳や痰が続くのです。日常でも見られる症状なので「風邪かな」とか「年のせい」などと片付けてほうっておく人も多いようですが、異常を感じて受診したときはすでに重症になっているケースがよくあります。COPDは一度発症したら治る事はなく、進行性で症状がどんどん進み、「溺れるような辛さ」が進行します。軽症例では禁煙や薬物療法で進行を遅らせる事ができますので、早めの禁煙と受診が重要。咳や痰が続いたり階段や歩行などの時に息切れを感じるような方、また50歳以上で10年以上の喫煙歴のある方は一度検査を受けたほうがよいでしょう。